�� 東京高校生平和ゼミナール連絡会のあゆみ
東京では、１９８２年に三多摩高校生平和ゼミナールが誕生しました。この年の８月、全国高校生平和集会（広島）に参加した三多摩の私立、都立の高校生が、自分たちの地域でも高校生平和ゼミを作りたいと準備を行い、１９８２年１２月に「三多摩高校生平和ゼミナール結成のつどい」を行いました。高校生約５０人が参加し、杉原泰雄先生のお話「日本国憲法を学ぶこと」や被爆者の永坂昭先生のお話を伺い、交流しました。全国的にみれば、広島高校生平和ゼミ（１９７８年）、長崎高校生平和ゼミ（１９８１年）、埼玉高校生平和ゼミ（１９８１年）に次ぐ平和ゼミの誕生でした。その後、実行委員会で学習をしながら、安保・自衛隊やアジア太平洋戦争の歴史、教科書問題などについて学び交流する「一日平和学校」や三多摩高校問題連絡協議会と共催で「三多摩高校生と大人のつどい」を開催し、後輩に受け継がれていきました。
１９８９年には品川高校生平和ゼミナールが誕生し、「しながわ平和のための戦争資料展」など地域での活動に取り組みました。
戦後５０年にあたる１９９５年に、三多摩高校生平和ゼミナールや品川高校生平和ゼミナールなどが呼びかけて実行委員会がつくられ、１１月に「東京の高校生平和のつどい」が開催されました。この実行委員会に参加した高校生が都内のいくつかの地域で新たな高校生平和ゼミナールをつくりました。
このような高校生平和ゼミナールの広がりのなかで、１９９６年２月に、東京における各地域の高校生平和ゼミナールの連絡会として「東京高校生平和ゼミナール連絡会」が結成されました。
この東京高校生平和ゼミナール連絡会を中心に、毎年、広島や長崎で開催される全国高校生平和集会に参加するようになり、１９９６年、１９９７年、２００１年に開催された沖縄での全国高校生平和集会にも参加しました。
１９９６年からは世界の子どもの平和像建設の取り組みについて準備を開始し、１９９９年４月に結成された「世界の子どもの平和像を東京につくる会」の中心となって活動しました。この世界の子どもの平和像は２００１年５月５日に完成し、除幕式を行いました（この取り組みについては「世界の子どもの平和像を東京につくる会」のホームページを参照してください）。
また、東京高校生平和ゼミのメンバーは、２００３年３月２１日に行われた「イラク戦争反対、全国高校生平和大集会」の活動などにも積極的に参加しました。
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